コーデュロイ、ベロアが潰れる、テカリが気になる！クリーニング一発解決！

１． 着用で起きるコーデュロイやベロアのトラブル

コーデュロイやベロアは毛足がく毛並みを楽しむのが特徴です。

毛足の長い生地は、摩擦や加重がかかる部分はどうしても毛が潰れてしまい、そこだけ白くテカリなりやすい布地です。

起毛が特徴のコーデュロイやベロアは、毛が寝てしまうと逆に目立ってしまうので、潰れやテカらせないように着るコツと定期的なケアが必要です。

着るときのコツは、加重がかかるお尻や稼働が多い肘、膝は、定期的に見て潰れていないか、テカリが出ていないか確認します。

定期的なケアは、潰れが気になり始めたらクリーニングでふっくらと毛を立たせてあげることす。

ジュネさん

クリーニングの目安は2,3回着たら出すようにして、潰れた毛を立たせ、できるだけ早く良い状態に戻すことが大切です。

その1．潰れる原因と潰れやすい部分

コーデュロイやベロアの一番潰れやすい部分がお尻です。
座るたびに加重がかかるので、徐々に潰れてしまうのは避けられません。

また、ジャケットの肘、パンツの膝は潰れやすい部分です。

関節の動きにあわせて布地が摩擦を受けるので、肘、膝ともに、表も裏も潰れやすい部分です。

その2．テカリの原因とは

テカリの原因は、起毛した繊維が押しつぶされたり、摩擦によって剥がれることで生じます。

布地はつるつるの状態になっていることが多いです。

コーデュロイやベロアのテカリを戻すのはなかなか難しく、クリーニングのプロでも完全に元に戻すことはできません。

コーデュロイやベロアが潰れた状態なら、毛を起こせばもとに戻りますが、テカリは毛そのものが剥げている場合も多く、布地がつるつるな状態になっているため、完全にもとに戻せません。

ジュネさん

着用によるテカリは、未然に防ぐ対策として定期的なクリーニングで解決できます。

その3．着用時のチェックポイント

コーデュロイやベロアは摩擦に弱いため、着用中の摩擦によって表面の繊維が剥げてしまうことがあります。

着用時にときどきチェックして状態を確認するようにしましょう。

パンツやスカートなら、裾まわりやズボンの膝裏、ポケット口がチェックポイントです。

上着類なら、襟まわりや襟先、袖口がチェックのポイントです。

その４．着用トラブルを家でケアする方法

着用時の剥げやテカリなどによる劣化は、避けようがありません。

着た後のケアで良い状態をキープします。
帰宅後は、柔らかいブラシで毛並みに沿って、ホコリを取り除き、毛並みを揃えておきます。

普段のお手入れに少し気を遣うことで次に出すクリーニングまで、良い状態を維持することができます。

今回は、コーデュロイやベロアの毛並がを潰れてしまった！テカリが気になる！・・・何とかしたいけれどどうしたらよいかよくわからない、という方に向けてクリーニングで解決する方法についてご紹介させていただいていま！

家で洗濯してたら毛並みがゴソゴソになって買ったときのツヤがなくなった感じなの

クー子さん

ジュネさん

コーデュロイやベロアは洗濯できる素材ですが、ふっくらとボリュームを出して、毛並みを揃えて着ることを心がけたいですね

２．コーデュロイやベロアの特徴を知って潰さない、テカらせない

特徴1．織の特徴

コーデュロイやベロアは「パイル織物」の一つです。

パイル織物とは、生地の表面に下地から糸を織り出した織物をいいます。

糸をループ状に織り出すことによって、その間に水や空気を蓄えることができるので、吸湿性、保温性に優れています。

表地に織り出された糸が、カットされて毛羽になっている「カットパイル」、ループ状になっている「ループパイル」、があります。

コーデュロイやベロアはカットパイルです。
他に、ベルベット、ベッチンなどの生地があります。

一方ループパイルの代表的なものはタオルです。

特徴２．コーデュロイは畝（うね）が特徴

コーデュロイは、太畝と細畝の2種類があります。

太畝コーデュロイは、ふとうねコーデュロイと読みます。

コーデュロイは保温性に優れ、柔らかく暖かみがあるので、10月~3月頃の秋冬に人気です。

特に今年は太畝が人気で、細畝より存在感もあり、秋冬の着こなしにぴったりです。

ジュネさん

着用中の摩擦や洗濯で畝が潰れて、生地がテカってしまうのと見栄えが悪くなってしまうので2，3回着たらクリーニングするのがおすすめです。

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３．クリーニングで気を付けたいポイント

ポイント1．洗浄

キレイな溶剤を使用しているクリーニング店を利用しましょう。

石油溶剤を使っているクリーニング店は何度も同じ溶剤を使って洗うので、タイミングによっては、液が汚れている場合があります。

白が黒っぽくなったり、石油の嫌な臭いがしたりすることがあります。

ジュネさん

クリーニング店によっては、フッ素系溶剤を使い、毎回蒸留していつもキレイな溶剤で洗っているクリーニング店もあるので、選んで利用するようにしましょう。

ポイント2．乾燥

キレイに仕上げるために大切な工程が乾燥です。

クリーニング後の乾燥の仕方を変えることで、生地を立ち上がらせ、ボリューム感を出します。

乾燥は、毛並みをブラシで整えてからするとキレイに仕方がります。

大量の服を集め、大型の工場で流れ作業をしているクリーニング店では、コーデュロイやベロアだけ抜き出して乾燥させることはありません。

コーデュロイやベロアの性質を理解し、一つ一つ丁寧に服を扱ってくれるクリーニング店なら安心です。

ポイント3．プレス

コーデュロイやベロアの一番のポイントはプレスです。

潰さない、テカらせない、技術のあるクリーニング店を選びましょう。

プレスは当て布を使って、優しくプレスすることで潰れないように布地を伸ばします。

アイロンを使わず、布地の内側から蒸気をあてれば、コーデュロイをふっくらと仕上げることができます。

乾燥と同じで、大量の服を処理する工場では、機械を使って挟んでプレスすのが主流です。

麻も綿もコーデュロイやベロアも、布地の特徴を目利きしてそれぞれに合ったプレスにかえることなく、みな一様に同じプレス機を通っていきます。

それではコーデュロイやベロアの毛並みは潰れてしまいます。

機械によるプレスは、ウエストやポケット、裾や袖口など、布地が厚くなった部分を強く押しつぶしてしまうことで、テカリが出てしまいます。

一度テカリらせてしまうと、二度と元には戻せません。

一点一点丁寧に扱ってくれて、コーデュロイやベロアの特徴を生かしたプレスをしてくれるクリーニング店なら安心です。

コーデュロイを買ったときの状態を保っておしゃれを楽しむ秘訣

まずは着用時に毛が潰れるのは仕方のないこと、と受け入れましょうw

ジュネさん

でも、潰れてすぐなら戻せます！2,3回着たらクリーニングするとキレイに長く着続けられます

４． 本日のまとめ

今回は、コーデュロイやベロアの毛並がを潰れてしまった！テカリが気になる！・・・何とかしたいけれどどうしたらよいかよくわからない、という方に向けてクリーニングで解決する方法についてご紹介させていただきます！

ニックでは、サスティナブルファッションに貢献し、クリーニングでキレイに長く使い続けられるサービスを提供しています。

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