• 更新日: 2021年8月17日

    カビ 対処法と防止法

    ジュネさん
    宅配クリーニングニックのお手入れニスタ
    70年以上続く宅配クリーニング店ニックで、お手入れ二スタとして活動中のジュネです。お手入れ歴は20年、4人家族+猫2匹で横浜市で暮らすお母さんです。家事は合理的で、仕事は生活感が出ないよう試行錯誤した経験とファッションケアのプロの観点から、お洋服のお悩み解決法をご紹介させていただきます。
    保有資格:ライフオーガナイザー®2級

    暑い日が続いておりますが皆様体調はいかがでしょうか。
    この夏の時期はお洋服にとっても辛い季節で一番の大敵はカビです。

    カビは夏に生えやすいと言いますが、実はあまり暑すぎると発生しにくく、20℃から30℃位が好みのようです。
    ですからニックにくる問い合わせも8月は殆どなく、7月、9月が多い傾向にあります。

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    よくあるお問い合わせ

    「ウールのスーツにカビが生えてしまったのですが諦めた方がよいですか?」
    「ブラックフォーマルを着ようと思ったら白い物が所々に付いているのですが落ちますか?」
    こんなお問い合わせがよくあります。

    カビには『色素系のカビ』と『白カビ』があるのですが、この2件のお問い合わせは『白カビ』のようなので比較的落としやすいカビです。
    ですから「心配しないでお送りください。」とお答えしています。

    『白カビ』が生えてしまった時の対処方法

    『白カビ』の場合は手ではたくと見た目はキレイになる場合もありますが、カビの胞子を吸ってしまうと体に害もあります。また、肉眼では見えない胞子や菌糸が残っているので完全とは言えません。ある程度の応急処置ということです。

    と言うのは、カビは植物と一緒で根っこがあります。根っこから除去しないと再度カビが生える原因が残っているということです。雑草を根っこから抜かないで地面の上の部分だけを草刈りをしているのと同じことです。

    『白カビ』の胞子と菌糸はドライクリーニングをすることで除去できますので、ブラックフォーマルなど着用に緊急性があって、カビの被害がそれ程でない場合以外はプロのクリーニングにお願いするのが一番です。

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    カビを防止するには

    冒頭にも書きましたが、カビは高温多湿の所が大好きなので、20℃以下で湿度70%以下にすることが必要ですが、それを実現するには空調設備を整えるなど、一般家庭では現実的ではありません。
    実はカビが必要とするのは高温と湿度の他に酸素と栄養があります。この栄養を無くすことでカビの発生を抑える事ができるのです。

    栄養とはタンパク質、炭水化物、脂肪、糖分などで、人間からの分泌物では皮脂や垢などがあります。これらが衣類に付着しているとカビの栄養となってしまいますので、着用後のクリーニングやシーズン後の衣替えの時のクリーニングが有効です。

    ブラックフォーマルは「1回しか着ていないから・・・」と油断しがちですがカビには通用しません。1度でも着用していると必ず汚れ(カビの栄養分)が付いているので油断厳禁です。

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    クローゼットには入れ過ぎずに適度に間隔をあけ、湿気がこもらないようにすることも大切です。

    まとめ

    ● 『白カビ』は手ではたくと見た目はキレイになる場合もありますが根っこが残っている。
    ● カビの好きな気候は20℃~30℃で湿度70%
    ● カビが生えるための必要条件は『温度』『湿度』『酸素』『栄養』の4つ。
    ● 1度でも着用したらクリーニングに出す。
    ● クローゼットには入れ過ぎない。

    日本は高温多湿の気候ですからどうしてもカビが生えやすい環境です。上手にケアすることでカビの発生を抑えましょう!


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    2021/08/17