-
更新日: 2022年12月27日
ナンガなどのダウンシュラフが臭い時の臭い取りならコレ!
こんにちは、アウトドア歴20年。月1回は山かキャンプに出掛けるアウトドア担当の マツダです。今回のブログは、マツダからご紹介させていただきます。
冬の到来にあわせて準備したナンガのダウンTAKIBI。火の粉を気にせず焚火を楽しめる安心感を実感!暖かさ満点のナンガのダウンは冬キャンプにめちゃくちゃ重宝しました!
さて、キャンプに欠かせないシュラフですが、みなさんメンテンスはどうされてますか?
夏は暑さで汗をびっしょりかき、冬は息で口まわりが汚れ、それが蓄積されて臭う・・そんなお悩みありませんか?
もしもナンガのダウンシュラフが臭くて困っている。なんとか臭いを取りたい!というお悩みをお持ちなら、ダウンクリーニングの実績が年間20000点以上のダウンクリーニング専門店ニックの宅配クリーニングがお値段以上の仕上がりをご提供していますのでぜひコチラをチェックしてみてくださいね。
今回は、ナンガなどのダウンシュラフの臭いを取りたいけれど、正しいメンテナンス方法がわからないという方に向けて、正しい臭い対策について「自分で洗ったらどうなるか」の詳細な事例をまじえてご紹介させていただきます。
本日の記事のテーマ
ナンガのダウンシュラフが臭ったらこうすうる!
その1.ナンガのダウンシュラフなら臭い対策はこれ!
ナンガのダウンシュラフはダウン専門店でクリーニングするのがおすすめです。
イヤな臭いを取るには、汚れを取り除くことが大切です。
汚れを取るためには高い洗浄技術と乾燥技術が必要だからです。
ナンガのダウンシュラフの特徴をメンテナンスの視点で言うと、一番は「生地の目が詰まっていること」です。
ナンガのダウンシュラフは一般的なダウンシュラフとまったく違いから、洗いも乾燥も特別な技術が必要なのです。
その2.ナンガのダウンシュラフの生地が特殊なワケ
ナンガのダウンシュラフに使われる生地の目が詰まっているのは、ダウンが抜けてボリュームが減るのを防ぐためです。
ナンガのダウンは縫製も特殊な技法を使っているので、ステッチや針目からダウンが抜けることがありません。
この特長をメンテナンスの視点で見ると、水が浸透しにくく乾燥しずらい、ということになります。
普通の洗浄ではナンガのダウンシュラフは洗えず、普通の乾燥ではナンガのダウンシュラフの乾燥はできません。
なので洗いと乾燥両方の技術のあるダウン専門店でメンテンスをするのがおすすめです。
その3.ナンガのシュラフをメンテンスしたらこうなった!
ナンガのダウンシュラフを専門店でクリーニングしたのがこれです。
↓↓↓
臭いも気にならないのは、汚れがしっかり取り除かれているからです!
そして、このボリューム!ふっくらとふかふかになりました!
ふかふかになり過ぎて、カバーに入れるのが大変!なんてこともあるかもしれませんね。
ダウンがふっくらすると保温性が高まり、真冬の山岳キャンプでも寒さ知らずです。
寝ていて暑くなって足を外に出して寝た、なんて感想をいただくくらい保温性もアップしています。
このようにナンガのダウンシュラフの臭いが気になるときは、ダウンクリーニング専門店でメンテナンスするのがおすすめです。
気になる臭は汚れが除去されるからイヤな臭いもなくなるし、ダウンのボリュームがアップして保温性もよみがえるからです。
今回はナンガなどのダウンシュラフの臭いを取りたいけれど、正しいメンテナンス方法がわからないという方に向けて、正しい臭い対策について「自分で洗ったらどうなるか」の詳細な事例をまじえてご紹介させていただいています。
ナンガのダウンシュラフの臭いを自分で取ってみる?!
ナンガのダウンシュラフは上述したとおりダウン専門店でメンテナンスするのがおすすめですが、でも自分で洗ってみたい!という方もいらっしゃいますよね。
ここからはナンガのシュラフダウンを自分で洗うときのポイントについてご紹介していきます。
家でダウンのシュラフを洗うときのポイントは洗いと乾燥に分かれます。
それぞれ詳細にご紹介していきますね。その1.洗剤の選び方
ダウンのシュラフは動物性の素材なので、家庭で洗う場合には無香料の中性洗剤がおすすめです。
アルカリ性は洗浄力が強いので、羽毛のタンパク質を傷める原因になるためおすすめできません。
ダウンの保温性は羽毛に含まれる空気が暖められて効果を発揮します。
ダウンを傷めると保温力に影響が出るので、自分で洗うときには細心の注意を払い、洗剤にも配慮して洗います。その2.洗いの温度
シュラフは40度ぐらいのお湯に洗剤を溶かして洗います。
水では汚れ落ちが悪く、せっかく洗ってもくさいままで匂いは解決しません。
40℃はお風呂の残り湯がちょうどいい温度ですが、お湯がすでに皮脂などの汚れを含んでいるため、残り湯を使うことはおすすめできません。
キレイなお湯を用意してシュラフを洗います。
その3.ダウンの獣臭対策にはもうひと手間を
海外ブランドの一部などでダウンのにおい(俗にいう、獣臭)がきついものがあります。
これはダウンの洗浄が足りていないのが原因です。安価なシュラフは製造過程でコストを抑えているので、ダウンの洗浄を十分に行わないかわりに、獣臭を消臭加工などで匂いを押させて販売していることがあります。
新しいときには気づかない獣臭ですが、消臭効果がなくなるとくさい匂いがしてきます。獣臭が気になるときは、アルカリ性の洗剤で羽毛の油脂を落とすことでにおいが軽減されます。
家庭用のアルカリ性洗剤は洗浄力があまり高くないので、洗っただけではくさい匂いが取れないことがあります。
その場合は、酸素系漂白剤を使うのがおすすめです。漂白剤につけるときも温度は40度が目安です。
その4.洗うときの注意点
ダウンのシュラフは空気を含みやすいのが特長です。
洋服と違い、水につけてもすぐに吸収するわけではありません。
じっくり水を吸わせます。
やり方は、優しく体重をかけるようにして、洗剤をゆっくりと浸透させていきます。ナンガのオーロラテックのような、高密度の生地を使ったものは特に慎重に行います。
チカラまかせにしてダウンを傷めないようように、焦らずじっくりと浸透させていきます。大事なシュラフなので優しく洗ってくださいね。
その5.すすぎが重要
ダウンのシュラフを洗う、というと、洗剤を入れて泡立てて洗うことに意識が行きますが、実はすすぎがとても大切です。
すすぎは十分に行いましょう。洗剤がダウンに残留していると、後からにおいやカビの原因にもなります。
苦労して洗濯したのにすすぎが不十分だったため、においやカビを発生させてしまったとしたら残念ですね。すすぎは少しずつ温度を下げながら何度か温水を入れ替えて行います。
1回目は洗い温度と同程度の40℃ですすぎます。
2回目は少し下げて30℃ぐらいですすぎます。
3回目で常温という具合で、40℃、30℃、20℃という感じ少しずつ温度を下げていく感じですね!その6.はっ水加工
すすぎが終わったら、ダウンのシュラフにはっ水加工をしていきます。
はっ水は脱水前に「はっ水剤」を使って、はっ水加工を行います。スプレータイプは、布地の表面しかはっ水がされません。
おすすめの「はっ水剤」は、漬け込みタイプです。
漬けこみタイプを使うことで、表布地だけでなく、中のダウンもすべてはっ水加工することができます。ナンガのシュラフはダウンまではっ水が効いているのが特徴ですが
普通のシュラフもナンガのシュラフと同じようなはっ水効果のあるダウンシュラフにすることができます。はっ水剤は、漬けこむ指定の分量と指定の時間が決まっていますので、それを守って付け置きます。
その7.脱水
ダウンのシュラフを脱水します。
ある程度の水分を切る、という感じで脱水します。いきなり洗濯機で脱水することはおすすめできません。
理由はダウンのダメージが大きいからです。
洗濯機で長時間脱水すると、ダウンを傷つけてしまい保温性が落ちてしまいます。また、水を含んだまま、洗濯機で脱水をすると、偏って回転した場合、洗濯機が動いたりひっくりかえってしまうこともあるので注意してください。
ダウンのシュラフを脱水する場合には、バスタオルを使います。
バスタオルにシュラフをで挟んで押さえる、挟んで押さえる、を繰り返し、重量がある程度軽くなったところで、洗濯機で脱水します。洗濯機での脱水はダウンを傷めないよう、長時間せず、1,2分程度で切り上げます。
ナンガのダウンシュラフの乾燥
これまでは洗いの工程についてご紹介してきました。
ここからは、次の工程「乾燥」についてご紹介していきます。ダウンのシュラフは、ふわふわに乾燥させることがポイントです。
見た目のボリュームだけでなく、保温性に関わる重要な工程なので、ポイントを抑えてやってみてくださいね。その1.1次乾燥
ダウンのシュラフの乾燥をするのに、いきなり乾燥機には入れてはいけません。
表の側生地がある程度乾くまで風通し良く陰干しします。
その2.2次乾燥
ある程度乾いたところで、乾燥機を使います。
おすすめなのはコインランドリーのドラム式乾燥機です。コインランドリーの乾燥機は大きいので、ダウンをしっかりほぐしながら乾燥させることができます。
この時、テニスボールを何個か入れることがポイントです。
乾燥機の中でボールが跳ねて、シュラフをたたいてくれます。
たたくことでダウンをほぐし、ふっくらと乾燥させ、ふわふわなダウンに戻すことができます。ほぐしが不十分だと、羽毛が絡まってしまい、空気を十分に含むことができないため、保温力が下がる原因になります。
シュラフの性能を最大限まで引き出したいという方はしっかりほぐしていきましょう。
その3.クールダウン
ダウンのシュラフを寿命長く使うためには、収納は付属のスタッフバッグに押し込まないで、通気性のあるストレージバッグで保管します。
ダウンにできるだけ空気を通おし、ゆったり、ふっくら保管することでいい状態がキープされます。
大切なダウンのシュラフを丁寧に扱って、次のシーズンに備えましょう!
本日のまとめ
いかがでしたか?ナンガなどのダウンシュラフの臭いを取りたいけれど、正しいメンテナンス方法がわからないという方に向けて、正しい臭い対策について「自分で洗ったらどうなるか」の詳細な事例をまじえてご紹介させていただきました。
もしもナンガのダウンシュラフが臭くて困っている。なんとか臭いを取りたい!という方に向けて、ダウンクリーニングの実績が年間20000点以上のダウンクリーニング専門店ニックの宅配クリーニングがお値段以上の仕上がりをご提供していますのでぜひコチラをチェックしてみてくださいね。
ニックでは、サスティナブルに貢献し、クリーニングでキレイに長く使い続けられるサービスを提供しています。
大切なナンガのシュラフやダウンのクリーニングでお悩みでしたらお気軽にお問合わせください。大切なお洋服のお手入れなら
リピート率90%以上の
宅配クリーニングニック
を是非一度おためしください!詳しくみる2022/12/27
ブログ
- シミ抜き (13)
- 実店舗メニュー (25)
- ブランド紹介 (16)
- 衣替え・保管 (24)
- カビ対策 (2)
- シュラフクリーニング (3)
- テントクリーニング (3)
- 洗濯 表示 マーク 意味 (8)
- レーシングスーツクリーニング (2)
- おうちクリーニングのコツ (120)
- 毛玉取り (1)
- ファッションケアのこと (44)
- 洗濯 表示 マーク 意味 (13)
- ハイブランド お手入れ紹介 (31)
- ダウン お手入れ紹介 (48)
- 抗ウイルス・抗菌のVB加工 (37)
- 清潔・衛生 (39)
- ふとん丸洗い (15)
- 最近のできごと (42)
- ニックのこだわり (140)
- 季節のファッションケア (77)
- アイテム別お手入れ (103)
- 素材別お手入れ (38)
- 汗じみ・汗抜き (24)