撥水と防水の違いとは？

よくお客様に聞かれます。撥水加工と防水加工はどう違うの？

撥水加工・・・水をはじく加工
防水加工・・・水を通さないようにした加工

簡単に言うと、この違いになります。
撥水加工とは、シリコンやフッ素などで、生地の表面をコーティングしたもので、水を玉状にしてコロコロとはじく加工になります。生地の布目は塞がれないので、空気や蒸気を通し通気性があるため、蒸れにくいのが特徴です。市販のスプレーで、お洋服や傘などの製品にあとから加工することができるのが、撥水加工です。お家で撥水の効果を高めたい時や弱った撥水加工を復活させたい時はドライヤーなどで温めてあげると良いですよ♪

一方、防水加工とは、塩化ビニルや合成ゴムなど、生地そのものが水を通さない素材で作られたもので、生地の隙間にゴムや合成樹脂を塗り込んでいるため、水の浸透をほぼ完全に防ぐことができます。強い雨でも水を通しませんが、布目の隙間がないため、通気性が悪く、蒸れやすいのが特徴です。昔ながらのカッパのイメージです。
最近では水を通さずに空気だけ通すという、ゴアテックスのような防水透湿素材も出てきました。価格が高めなのと、洋服になってから加工する事ができないのが難点です。

不測の事態にも安心

撥水加工は、完全に水の侵入を防ぐものではありませんが、購入したあとのお洋服の水のはじきを良くするのが、撥水加工です。コートやジャケットや学生服にしておくと急な雨にも安心です。特に学生服は自転車通学の子は多少の雨の時は自転車で行ったりしますよね。そんな時にも安心な加工で喜ばれています。

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お気に入りのお洋服にもオススメ

撥水加工といえば、水をはじくため、急な雨にも安心できるように、コートなどの上着だけにしておけばいい！と思われていませんか？
撥水加工のオススメは、それだけではないんです☆

外出先でうっかりネクタイに食べ物をこぼしてしまったことありませんか？そんな時慌てておしぼり等でこすってしまうことありますよね。終わってみると白くなってしまった経験のある方多いと思います。これはシルクをおしぼりの水分がある状態で擦って表面がキズになってしまっています。斜め上から見て白さが濃くなればこの傷ついている状態です。
シルクはとてもデリケートな生地でできているので、強いしみ抜きができず、完全にシミを落とすのが難しかったり白く着ずになりやすいものが多いです。
そんな時に撥水加工がしてあるネクタイだと、生地の表面にコーティングがしてあるので安心です。撥水加工でコーティングしてある上にシミが付いてしまっている状態なので、撥水の溶剤と一緒に汚れも落ちやすくなります。

私は洋服を買うとお気に入りは撥水加工とVB加工をします。それぐらいおすすめです。良い状態・おしゃれがキープできるので、ぜひお試しください。

撥水加工はシルエットもキープします

学生服のスカートのプリーツや、営業で外回りをしている方のスーツのズボンのセンタープレス・・・この折り目が着ていると、だんだん消えてきてしまうと、何だか清潔感がなくなってしまいます。せっかくビシッと決まっても、折り目がよれていると格好悪く見えてしまいます。
来店されるお客様でも折り目を強く付けてほしいとご要望が多いのですが、機械でプレスをしても限界があり、やはり着ていると、だんだんと取れてきてしまいます。
折り目が消えてくる原因は、摩擦と汗などによる水分です。
撥水加工をしておくことで、水分を少しでも吸着させないことで、折り目が消えづらくなる効果もあるんです。
ぜひお試しください。

今日は、ニックの店舗メニューの「撥水加工」でした。

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