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更新日: 2021年8月16日
カシミヤとは? 冬に大活躍のニット
寒くなってきて、そろそろカシミヤのニットを用意する頃でしょう。
とろりとした肌触りがやわらかくて気持ちいいですよね。
保温性にも優れており、きちんとお手入れすれば長く着られます。
「カシミヤ」なのか「カシミア」か、いつもどちらか分からなくなってしまうのですが、消費者庁家庭用品品質表示法では「カシミヤ」と表記しているそうです。
英語で書くと「cashmere」なのでどちらでも問題なさそうですが、ここでは「カシミヤ」と書かせていただきますね。
本日の記事のテーマ
ヤギの毛からとれた毛織物
カシミヤヤギの毛からとられています。
しかし、生えている毛を全て採取しているわけではありません。
表面のざらざらとした粗毛の下に、とても細く柔らかい毛が生えており、そこだけを採集しています。
櫛でといて集めるため、とても大変です。
1頭から150gから250g程しか取れないため、セーターを1着作るにも、4頭分のヤギが必要になります!
高価なイメージがありますが、それだけ希少ということですね。
カシミヤの特徴
カシミヤといえばまずは肌触りの良さですね。
その理由は繊維の細さにあります。
カシミヤの繊維は直径14~16マクロン程。
(1マクロン=0.001ミリメートル)
羊毛の場合、直径19~24マクロン程となりますので、とても細いことが分かりますね!
この、柔らかく細い毛がきめ細やかで肌触りの良いニットを作っています。
他には初めにも少し触れましたが保温・保湿性の高さです。
温かい理由は、細い毛が折り重なることでたくさんの空気を含むことになるからです。
空気は熱が伝わりにくいため、外の冷たい空気を感じにくくなっているのです。
カシミヤのお手入れはお大事に
カシミヤはもっておくと、寒い冬も過ごしやすいですよね。
ニックにもカシミヤを出されるお客様が多いため、人気を改めて感じます。
以前、58万円もするニットを出された方がいました。
洗うとカシミヤ特有のぬめりが落ちてしまうため、あとから保湿してぬめりを足すなどの作業をしました。
クリーニングに出したり、ご家庭で手洗いをするなど小まめにお手入れをすると長持ちして着られるようになりますよ。
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